7/8(土)定年女子カフェのレポート

定年女子はみんな、何か得意なことや知見を持っている。
定年女子カフェ奇数月のプチイベント「とくいなタイム」は、定年女子の得意なコトをちょこっと教えてもらう時間です。
7月のテーマは「自分史発想で自分のストーリーをまとめてみよう」でした。

これから私は何ができるだろう?
私は何がやりたいの?
定年女子トーク実行委員会にはそんな声がしばしば寄せられます。
これまでいろいろやってきたからこその定年女子、あるある、かもしれません。

未来を考えるためには、改めて自分をふり返ることが大事、となるわけですが、これがなかなか難しい。
そこで、7月の「とくいなタイム」では、自分史を作るサポートをしている宮野さんをとくいニストに迎えて、自分について考える手法やポイントを教えてもらうワークショップを行いました。

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◇日 時:7月8日(土) ※リアルのみの開催
1回目 13:00~15:00
2回目 16:00~18:00  

◇テーマ:自分史発想で自分のストーリーをまとめてみよう」

◇とくいニスト:宮野真有さん
取材・インタビューを行い記事ページを作るフリーランスの雑誌ライターとして20数年。祖父が家族に残した自費出版の本をきっかけに、「自分史」に興味を持つ。現在、人生の節目や転機に、思いを自分の言葉でつづって残す「自分史」づくりを広める活動を行う。
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最初に宮野さんから「これまでに自分の人生をふりかえったことはありますか?」と質問がありました。
ちらほらと手が上がりましたが、多くの人はなかなか・・・。
宮野さんによれば、ふりかえるなら頭の中だけでなく書き出すことがオススメだそうです。
なぜなら、書き出すと客観的に見えるから。よく「人生の棚卸し」なんて言われますが、お店の在庫確認のように、自分の経験やできごとを確認していくのです。

ひと言で「自分史」と言っても、自分史年表のように人生全体を俯瞰する方法もあるし、一つの要素を抜き取って深堀りしていく方法も。
いずれにしろ、過去を見るのは未来につながります、ということでした。

ポイントは以下の4つ。
①点と点をつなげる(過去・現在・未来)
②できるだけ具体的に思い出す。
③あるがままに素直に受け入れる(ネガティブなこともポジティブなことも)
④過去を再評価する視点を持つ。

さて、いよいよ実際に書いてみる時間、ワークシートが配られました。
今回は、「転機」にフォーカスしました。
転機の前と後でどう変わったか?等々、いろいろな質問が書いてあり、参加者はそれを一つ一つ思い出しながら書いていくのです。
そして最後に、その体験をふまえてどうしていきたいかを考えました。

難しかったけれど、参加者のワークシートはびっしり。
いろいろ書かれていました。
書いた内容を発表してくれる参加者もいて、その話を聞きながら、一同うなずいたり。感心したり。

宮野さんからは、「今の話を聞いて、私だったらこのふりかえりに『○○○○○○○○○○』というタイトルをつけるかも」というコメントも入り、それを聞いて益々、なるほど~!と。
バラバラになっているものが一つの塊になっていくような感覚でした。

参加者からの「この体験をふまえてどうしていきたいか」が難しかった、という感想に対して、最後に宮野さんからのプレゼントは、魔法の言葉「今はまだわからない」でした。
要は今はまだ考えている最中、道の途中だということ。
いつか見えてくるかもしれないし、考え続ける事が大事だ、と。

本当にそう思います。
考えないままにいつのまにか時間が過ぎてしまうことと、ときどきふりかえりながらどうしていきたいかを考えていくこと、とは全然違います。
だから考え続けることが大事なのですね。

参加者からは、
・書くのは苦手だけど、こういうフォーマットがあると書きやすい。
・書くと整理されることがよくわかった。
・親のこと(親の自分史)を書いてみたい。
・転機はたくさんあるけど、共通していることもあると気づいた。
・すごく刺激的な時間になった。
などの感想がありました。

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました!

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次回の定年女子カフェは8月12日。テーマを決めてみんなで語り合う「しゃべり会」です。
リアルとオンラインのハイブリッドで自由にしゃべくり合います。
ちょうどお盆の時期なので、ゆる~く実施します。
8月のテーマは「わたしの“こころの栄養” 」

詳細は決まり次第お知らせします。

皆さんのご参加をお待ちしています!