2024-07-20 / 最終更新日時 : 2024-07-23 teinenjoshi_master とくいなタイムのレポート 7/13(土)定年女子カフェのレポート 毎月第2土曜日に開催している定年女子カフェ。奇数月の7月は「とくいなタイム」(※)でした。今回のとくいニストは、大手通信会社を2022年に定年退職し、次々といろいろな活動や学びを始めてみた結果、8月から日本語パートナーズの一員としてベトナムに出発することになった定年女子。仕事に未練がありつつも定年で退職することを決意するまでの自身のふりかえりとともに、定年退職後の学びと活動についてうかがいました。※とくいなタイム:定年女子はみんな、豊富な経験や何か得意なこと、知見を持っている。その得意なコトをちょこっと教えてもらいたい…。そんなことから始まった定年女子カフェ「とくいなタイム」は、教えてくれる定年女子=「とくいニスト」から、みんなで話を聞く時間です。 ★★★★★★ ■日時:7月13日(土)※リアルのみ開催1回目 13:30~15:302回目 16:30~18:30■テーマ:定年女子のウェルビーイングTIPSいろいろ■とくいニスト:海崎千恵子さん秋田県秋田市出身。大学卒業後、新卒入社した大手通信会社を2022年3月に定年退職。再雇用は選ばず、「世の中を少しでもよくすること」を目標に行動することを信条として、①自ら心身ともに健康であるために ②知見、ネットワークを広げるために ③自身の属するコミュニティをウェルビーイングにするために、いろいろなことに取り組んできた。今年の8月から10か月間、日本語パートナーズとしてベトナムに派遣される予定。 ★★★★★★ いつものように、まずは参加者がグループに分かれて、それぞれ今の働き方や参加するきっかけなどの簡単な自己紹介をしてから始まりました。今回はリアルのみの開催でしたが、2回目には群馬県から参加された方も。初めての参加者も何人かおり、海崎さんの「日本語パートナーズ」に興味を持って参加する方も多かったです。 とくいニストの海崎千恵子さん さて、今回の話は、まず海崎さんの自己紹介から始まりました。秋田県秋田市出身で、大学時代は仙台で過ごし、就職で東京へ。新卒で就職した会社を定年で退職し、その後いろんな活動や学びに取り組んできました。なぜ、定年後にそういう活動や学びに取り組んできたのか。その背景とも言える、海崎さんの定年前後に自身が行ったワークが紹介されました。定年を迎える前に、「自分は本当は何をやりたいのか」を考え、自身を振り返るためのさまざまなワーク。そこから読み解くことができた海崎さんの大事にしたいテーマなどなど。定年退職後は、とにかく動き、いろいろなところに顔を出した時期。シェア畑をやったり、太極拳をやったり・・・。ネットワークが広がる中で、ウェルビーイングの研究会に出会います。ウェルビーイングについての知見を増やしていくきっかけはきっとここからなのでしょう。海崎さんによると、この研究会に入ったことで、さまざまなジャンルで活躍する人たちとのつながりを得ることにもなったそうです。その後の海崎さんは、「やってみよう!」精神で次々と新しい活動を始めます。日本語教師養成講座を受講したり、ボランティアで日本語教師をやったり、都市型農業応援誌のライターとしてインタビューをしたり、寺カフェの店員をやったり・・・。もう書ききれないほどいろいろです。 海崎さんがおこなったワークをいくつか紹介してくれました それらの活動を通して、海崎さんは自身のウェルビーイングをどう高めていくかを考え続けていたようです。そのウェルビーイングを追及する学問、「ポジティブ心理学」を学び、海崎さんはポジティブ心理学のインストラクターなのだとか。そこで、海崎さんが学んだ「ポジティブ心理学」とはどういうものか、シェアしてもらいました。自身の幸せをコントロールできることを示す幸福の公式や、幸福の種類、幸福の要素などなど、幸福についてさまざまなデータを披露してくれました。興味深かったのは、海崎さんが地域(自治体)主催の講座やイベントにいろいろ参加していたこと。地域にはこんなにもいろいろな機会が転がっているのね、と感じさせてもらいました。参加者からの興味関心が多かったことの一つが、海崎さんがこれからベトナムに派遣されるという「日本語パートナーズ」。これまでも日本語教師の勉強を始める定年女子はしばしばいらしたけれど、日本語パートナーズの年齢制限は69歳まで。十分チャレンジできそうです。その内容についていろいろ質問が出ました。海崎さんからのウェルビーイングを高めるためのヒントは、本当はまだまだ続くのですが、とても時間内では難しそうだったので、今回は前半のみ。続きはベトナムから帰国後にお願いすることとしました。 お話の途中では、かんたんな体操で体を動かしたリラックスタイムもありました ★★★★★★ 私は本当は何をやりたいんだろう?そんなこと考えなくてもわかっている人は簡単なんですが、多くの定年女子は、まずこれを考えることから始まります。海崎さんの場合は、カレンダーの裏(白い大きな紙)を使った、実際に自分が思うことを書き出した紙があり、定年女子カフェにそれを持参して、参加者に見せてくれました。今回の海崎さんのお話を聞いて、「私もいろいろやってきたけれど、『社会に役に立つ』という視点はなかったなあと気づいた。そういうことも考えてみたい」という人がいたかと思うと、「今日の話を聞いて、背中を押してもらったので、会社を辞めることを決めました!」と宣言する人がいて、思わずびっくりです。今回、定年前後に取り組んだワークの一部を海崎さんは惜しげもなく見せてくれたので、さあ!ぜひあなたもやってみてください。ご参加の皆さん、どうもありがとうございました! ★★★★★★ 次回の定年女子カフェは8月10日(土)、しゃべり会です。テーマは、「定年女子的な冒険~この夏にしたこと、したいこと」オンラインだけの開催ですので、全国全世界どこからでも、皆さんのご参加をお待ちしています!