3月の定年女子カフェレポート

奇数月の第2土曜日にオープンする「定年女子カフェ」。
5回目となる3月は、14日(土)にオープンしました。

定年女子トーク実行委員会で運営する1DAYカフェの「定年女子カフェ」。
お茶を飲みながら、定年女子が気になるアレコレについて気軽におしゃべりしています。

これまでは阿佐ヶ谷「イネル」でオープンしてきましたが、1月に人が入りきらなくなったので、3月は少し広い場所、中野の「ウナ・カメラ・りーベラ una camera livera」に移してのオープンです。
お店が広くなったこともあり、昨秋のフォーラムや1月カフェに参加した定年女子Yさんがお手伝いに入り、珈琲やハーブティを入れてサーブしてくれました。

お手伝いに入ってくれたYさん、ご来店の皆さん、どうもありがとうございました。

★日時★
2020年3月14日(土)
13:00~18:30

★場所★
ウナ・カメラ・りーベラ una camera livera
(中野区中野2丁目12−5 メゾンリラ 101)*JR中野駅下車徒歩3分です。
 ※当日、「ウナ・カメラ・りーベラ una camera livera」店内には、オーナーの丸さんが進めている指だけで編む「ボケ帽子」の作品展示も。

解決しゃべり会

定年女子カフェの目玉、解決しゃべり会。
いつものように、参加者それぞれの自己紹介から、今のお困りゴトをお話しし、お互いに知恵を出し合う時間です。
今月は、これからの働き方に関連した内容に話題が集中しました。

・今の仕事を始めて18年(正社員)で、あと数年で定年予定。今の仕事は成り行きで始めたけど、意外に「適職」だったとは思う。でも定年後もずっとこれをやりたいか?と言うと・・・・・・。

・昨年定年し、継続雇用で同じところで働いているが、それも期限付き。これからを考えると、自分がやりたいことを考えたい。でも人生100年時代だから経済面も大事。経済が安定してこそ、やりたいこともできる。そのためにどう生きていくのがよいのか、いろいろな人の話を聞きたい。

・子どもは独立し、今はひと暮らし。これからは地域のつながりが大事かもしれないが、子育てをしていた地域ではないし、地方出身なので学生時代の知り合いがいるわけでもないし、地域のつながりはほとんどない。

・若い頃は結構ガツガツ働いてきたが、10年くらい前に辞めた。しばらく仕事から逃げていたが、自分は人がイキイキするための役に立つと実感できることで、自分自身もイキイキ出来ることに気づいた。今は派遣で働きながら、自分がイキイキするための仕事を掛け持ち。いろんな人がいて、それぞれにいろんな能力があるので、お互いにそういうものを提供しあいながら、何かできればと思って、話を聞きに来た。

・みんなが集まれるような場(バー)を手に入れた。仕事に夢中で出世を目指すタイプでない男性は、女性に比べて行く場所もなく、つながろうともせず、なかなか厳しい。私たちは、彼らにも私たち女性の場に来てもらって「会社を辞めちゃダメよ」と癒したり、叱咤激励したり。そこからいろんな活動へとつながっている。

などなど。

バーという場を手に入れた人は、バーで儲けようとは思わず、アレやったり、コレやったりと、いろいろな活動をしていました。損しない程度に、どれも持ち出しはない程度のトントンで楽しくできればいい、と笑います。

「派遣」という働き方

おしゃべりの途中で、
「80代で季節労働的に『派遣』で働いている女性を知ってるけど、『派遣』って、定年がない働き方みたい」という話題が出ました。
80代の派遣さんは、季節限定の短期間に必ず決まった仕事を頼まれるのだとか。
一同がその話に興味津々です。

彼女はそれだけに頼っているわけではなく、とっくに年金も出てるし、いくつかの収入のうちの一つがそれ。
『派遣』という働き方は、フルタイム、パートタイムなど、働きたいスタイルが選びやすく、趣味などの時間を別に確保したい人にとっては、定年後の選択肢の一つになりそうです。

けれどもその一方で、大手の派遣会社は、表向きは年齢制限なしだけど、実際のところは・・・。通常それは若い人のための仕事、っていうのが多いから、50過ぎて、60過ぎて、なかなか派遣の仕事は難しい、仕事自体が減っていく~という話も出ました。

大手派遣会社だと、派遣先も大手なのでどうしても年齢で切られがちなのかもしれません。
でも中小の派遣会社で派遣先も中小企業だと、年齢だけでなく、個性まで見てもらえる。
それに中小企業はそんなこと言ってられない人手不足で、教える面倒なく働いて!ってことなのかもしれません。
先輩女子たちのいろんな『派遣』の形を見ていきたいですね。

これからの働き方はリスク分散?!

定年は働き方が変わっていくきっかけではあるけれど、定年後の働き方は、現役(=正社員)のような安定は揺らいでいきそう。
だから“リスク分散”の考え方は必要、という話が出ました。

貯金や投資などのお金の話でもしばしば言われる“リスク分散”。
働き方も、一つだけに集中させないこと。“リスク分散”は大事だと思う、と。

しかも、これまでずっと働いてきたのだから、「お金さえもらえればなんでもいい」という働き方は、できればしたくない、と言う話も。
どんなふうに働くか、何をして働くか、もっともっと考えていきたいところです。

今月は、アラカン(60歳前後)の人が多く、いつもよりもやや年齢が上め。
働き方についての話題は、いつもよりリアルでした。

そのままカフェタイムへ

どこまでが解決しゃべり会かわからないくらいまま、働き方の話が尽きないままカフェタイムに突入。

夕方になると、ペットちゃんの治療に大金をかけている経験談から、命をお金で買っていると実感する話題に。でもそれって、動物だけでなく人も一緒だよね・・・と。
ペットロスから、大事な親を亡くす怖さ、喪失感、悲嘆(グリーフ)の話題に移っていきました。

17時~は男性解禁タイムですが、今月の男性のご来店はなし。

ずっと話ししていて写真を撮り忘れ、慌てて撮ったのが、終わり間近の記念写真。
みんなマスクしているから、誰かわからなくてちょうどいいかも(苦笑)?!

※今月の季節スペシャルメニューは、コロナウィルス騒動で衛生面を考えて中止しました。

 
毎回「はじめまして」の方々が多く、私たちも毎回ワクワクドキドキ。
でも皆さんいろいろなご経験の持ち主で「いろんな人がいるなあ」、「いい人に出会えてよかった!」といつも思います。

まだ来たことない人、
どんなことやってるのかな?と気になっている人、
あなたも、参加してみませんか。

次回は5月9日です。
ただ、コロナウィルスの影響でどうなることやら・・・。
なので、リアルに集まらなくても大丈夫な「コロナに負けるな」企画も検討中です。