1/13(土)定年女子カフェのレポート

今月は2024年最初のカフェ。カルタや百人一首を楽しむお正月らしく、カードを使ってワークショップからのスタートとなりました。

毎月第2土曜日に開催している定年女子カフェの奇数月は「とくいなタイム」(※)を行っています。ですが、年明けの定年女子カフェらしく、それぞれが自らの価値観を探り、語り合う中からこれからの自分自身の生き方を見つめるきっかけを得られるカフェにしたいと考え、「とくいなタイム」ではなくワークショップをすることにしました。

使用したのは、第6回定年女子フォーラムで使ったバリューズカード。チームビルディング研修で使うこともあるようですが、これを定年女子の生き方を考えるために使おうと、選びました。

※とくいなタイム:定年女子はみんな、何か得意なことや知見を持っている。その得意なコトをちょこっと教えてもらいたい…。そんなことから始まった定年女子カフェ「とくいなタイム」は、教えてくれる定年女子、「とくいニスト」から、みんなで話を聞く時間です。

★★★★★★

■日時:1月13日(土)※リアルのみ開催
1回目 13:30~15:30
2回目 16:30~18:30

■テーマ:自分の価値観を探るワークショップ

■ナビゲーター:石崎公子(定年女子トーク実行委員会委員長)

■場所:中野区産業振興センター
※当初は、定年女子カフェを開催しているいつものシェアカフェ「ウナ・カメラ・リーベラ(以下、ウナカメ)」にて開催の予定でしたが、申込み人数が増えたため、急遽向かいにある建物に会場を変更しました

★★★★★★

ネットで「定年」を検索すると男性のことばかり。女性の情報はそこにあるの?と検索して見つけたから、と参加した人、
去年2月の朝日新聞で見てから気になっていた、と参加した人、
知人が参加しているのを聞いて、と参加した人、
Facebookに出てきたからという人、
などなど、今月は、定年女子カフェに初参加の人も多く、ウェルカムな回になりました。

しばしば参加している人も、初参加の人も、定年女子カフェの参加者の参加理由は、
・テーマが気になるから参加したい(1月のテーマは「価値観を探る」)
・自分の「定年」が気になってきて、いろいろ考えたい。
・同世代の同じような環境の人たちと交流したい、話が聞きたい。
のいずれかのようでした。

いつものように、まずはそれぞれから、参加するきっかけなど簡単な自己紹介をしてから始まります。
手持ちのカードと、次に手に入るカード。
「私にとって、どっちが大事?」「何を捨てる?」
見比べながら、その繰り返しです。
人が捨てるカードを見て、「えーっ?!これを捨てるの?」「これが今まで大事だったことなの~?!」と思うのも、興味深くておもしろい発見です。

最後に手元に残ったカードが、自分が大事にしている価値観。
自分が大事にしていることを改めて自問自答したり、その後、グループメンバーにそれを説明し、それに対するツッコミ質問を浴びながら、さらに自問自答したり…。
そんな流れのワークショップでした。

・カードを引くたびにどっちが大事かとすごく迷い、今の自分ともう1人の自分で相談していた
・今やっていることが向かないのかなと不安に思っていたけど、大丈夫かもと思えた
・会社中心に考えていたけど、だんだん自分の考え方が変わってきている
・他の人と全然違うカードを大事にしている自分がいた
・自分が選んだカードは、誰もが大事と思う普通のことと思ったけど、自分独自なのかと思った
・カードをオープンしてから、グループの人たちといろいろ話したり、聞いたりできたのがよかった

などなど、いろんな声が聞けました。
子どもの頃から大事なことはずっと変わらない「大事なこと」がある反面、「大事なこと」が少しずつ変わってきた人も多かったようです。
まさに、それが「今」の価値観。
生き方働き方が変わっていくことを意識する定年女子だから、自分自身の価値観の変化をしっかり自覚しておきたいものだと、感じました。

今回を機に、この「価値観を探るワークショップ」は、を毎年1月に行うことを定例にしようかな、と思っているところです。
ご参加の皆さん、どうもありがとうございました!

★★★★★★

次回の定年女子カフェは3月9日(土)。
※2月は、「定年女子フォーラム」開催直前のため、お休みです。

3月は「とくいなタイム」。
50代で勤務先が解散したのを機に、里山に通い始め、里山保全を通じて様々な活動を行うNPO法人の設立に関わった濱田千裕さんを「とくいニスト」に招いてお話を聞く予定です。
森林保全、バイオマス、古民家再生、いきもの観察、などに興味のある方もぜひ。

皆さんのご参加をお待ちしています!