4/13(土)定年女子カフェのレポート

毎月第2土曜日にオープンする定年女子カフェ。

偶数月の定年女子カフェは、テーマを決めて自由に語り合う「しゃべり会」です。
今月は初めての試みで、リアルとオンライン、それぞれ別々の開催。
リアルの方は、当初、いつものシェアカフェ「ウナ・カメラ・リーベラ」(東京/JR中野駅 徒歩3分)で行う予定でしたが、参加申込みが多かったので、急遽会場を移して開催となりました。

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■日時:4月13日(土)
 1回目 13:30~15:00
 2回目 16:00~17:30
■しゃべり会テーマ:「私の未来」をデザインするための課題
■リアル会場:中野区産業振興センター(東京都中野区中野2-13-14)  
 ※シェアカフェ「ウナ・カメラ・リーベラ」の目の前です
■オンライン:Zoom

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いつも進行している石崎委員長はオンライン開催の進行を担当し、リアル開催の進行は勝木副委員長。そこに数名のお手伝いスタッフが加わります。

リアルの方はいつものウナカメではぎゅうぎゅうなので、ドリンクをテイクアウトし、向かいの広い会場で定年女子カフェをオープンしました。

参加者は、リアルは1回目が8名、2回目が9名の参加。オンラインは1回目が9名、2回目が5名の参加。合計31名の参加ですが、初参加が半分近く。なかには2月の「第7回 定年女子フォーラム」が満席で参加できずに、今回初めてカフェに参加したという人も。
50歳代前半から、還暦を超えて次の働き方を考えている方までの「定年女子」が集まりました。

リアル、オンライン、どちらもまず最初はお決まりの簡単な自己紹介。どんな人が来ているのかをお互いに確認してから、グループに分かれて、本題「私の未来」について語り合います(オンラインの2回目は1グループで)。

オンラインの方では、学校勤務の先生が何人かいて、仕事がブラックでカラダがボロボロ、先のことが考えられないと悲痛な訴えを。「定年して困ったお金のこと」や「収入が激減する不安」について盛り上がったり、かと思えば老親の介護に直面しながら自分の仕事や生き方をどう進めるかの話題が出たのは、リアルもオンラインも共通の話題でした。そんなことから、自身の健康寿命について考える機会になったグループもありました。

偶然、初参加者のみが集まったリアルのグループでは、働き方も課題も全く違うのに連絡先を取り交わし新しい出会いが生まれていました。介護にも仕事にも忙しくしていた人は、この後も同じ仕事につきたくない「素の自分に戻りたい」と言い、新しい生き方を考えていく決意表明?にも感じました。

いろいろな不安が語られる中で、オンラインのグループでは「不安は、可能性でもある」という力強い言葉が飛び出しました。「失敗かどうかを決めるのは自分。失敗と思っても時間が経てば役立つこともあるから、必ずしも失敗とは限らない」と。

また、別のグループでは「やりたいことがないので再雇用で継続」という人も、「100歳まで健康に働きながら生きる」「今の仕事が天職だと思うけれど先が見えない」という人もいて、働き方から未来を想像するための課題は、多種多様です。

「なぜ働くのか」という話もいくつかのグループで出たようで、「今の状況に負けるものか!」と戦い挑む人、「生活レベルを落とせない」と考える人、「趣味があれば、楽しみの少ない働き方にも稼ぐ意味を見出せる」と話す人、こうして言葉を切る取ると極端ですが、それぞれが本音で話し、現状の回答をしているのだと感じました。

今月は、数年ぶりにカフェに参加された人もいて、懐かしい顔に会えるのが嬉しいだけでなく、その人の考え方や人生が少し変わっていたりするのも新鮮な驚きでした。自分では全然変わらないと思っているかもしれないけど、人生は確実に前に進んでいるのだなあ、と。

また、先月の定年女子カフェで話を聞いて夢が見えてきたのだけれど、親の介護が急に始まったという人も。状況が変わることがあるのも、定年女子あるあると言えます。今は難しいかもしれないけれど、夢が見えれば実現するタイミングがきっとくるはず。

いつも聞かれるのが、「同世代の女性がいない」「こういう話をできるような人が周りにいない」という言葉。たった90分のカフェで課題が解決するわけではないのだけれど、定年女子同士、話すことで見つかる「何か」もあったのかなと、今月もトークの力を感じる一日でした。

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました。

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来月は、2月に開催した「第7回定年女子フォーラム」の第1部のアンコール開催。
2月に参加できなかった人はもちろん、参加したけどもう一度考えたい人、話したい人、周りの話を聞きたい人も、ぜひご参加ください。

皆様のご参加、お待ちしています!