4/8（土）定年女子カフェのレポート

4月の定年女子カフェはテーマを決めて自由に語り合う「しゃべり会」。
今回は、定年女子の定番テーマ「働き方」にフォーカスしました。

リアルの方は常連さんと初参加が入り交じりましたが、オンラインの方は全員初めて定年女子カフェに参加する方々で、やや緊張気味だったかもしれませんね。
リアルでは始まる前からしゃべりはじめ、話を聞いて驚きあったり、大笑いしたり、納得したり。毎度のことながら話が止まりません（笑）。

★★★★★★

◇日　時：4月8日（土）
1回目　13:00～14:30
2回目　16:00～17:30

◇テーマ：いつまで働く？どんなふうに働く？

＊リアルとオンラインのハイブリッド開催
★★★★★★

各回とも、まず超簡単な自己紹介をしてからスタート。
リアルグループとオンライングループに分かれて、それぞれがテーマについて自分自身はどんなふうに考えているかを話し、そこから相互に質問したり、感想を言い合ったり…。
楽しくおしゃべりする時間はあっという間に過ぎ、ひと言ずつ感想を話して終了となりました。

参加者は、
途中専業主婦を経てその後の就活に苦戦しながらもいろいろな仕事をしてきた人、
定年まで働くつもりが病気で休職して社会保険のありがたみを実感しつつまもなく退職する人、
事務系の仕事を長年続けてきてこの先自分に何ができるのかに悶々としている人、
今まで一つの仕事を長く続けてきたことなく自分に何が向くのか分からずモヤモヤしている人、
新卒で入社した会社にずっと勤務し続けてこれからの選択肢を考えないままここまできた人、
定年で再雇用を選ぶかどうか検討中でこれからいろいろ考えようと思う人、
などなど、さまざまなバックグラウンドを持っています。

13時〜の回、16時〜の回で、それぞれ参加者が違うので、飛び出す話題もいろいろ。
つくづくいろんな人生があるなあと感じます。

家族の病気がきっかけでやむなく仕事を辞めた人は、ある時、自分が社会から取り残されているようななんとも言えない気持ちになった、と話してくれました。その後、なかなか決まらない就活を経て、複数の学校の非常勤講師をしているそうです。教育関係は大変な人手不足なので、教師未経験でしたが、大学時代に取得した教職の資格が功を奏したのだとか。若者とのふれあいも楽しそうでした。

未経験(＝0)から経験者(＝1)になるのが一番大変だし勇気がいるけれど、そこを乗り越えるとチャンスはやってくる、と。彼女は、かつて社会から取り残された感の記憶が強く残っているので、これからもできるだけ長く働き続けていきたいそうです。

一方で、建設業界で転職したり、起業したり、再び就職したりしながら働き続けてきた女性は、男性との待遇差に納得できないときや、自分の価値を認めてもらうために、交渉を繰り返してきたそうです。

お話を聞くとこれまで本当に頑張ってきたんだなあということがよくわかりました。これまでの「ファイティングポーズ（本人の言葉）」をふりかえり、得られるお金は自分への評価のはずという気持ちと、未来の仕事で得るお金とを、どのように折り合いをつけていけばいいのかモヤモヤする、と。

ちょっとお姉さんの参加者は、今のご自身がどのように働いているのか、それはなぜかについて話してくれました。65歳の再雇用期間が終わり、66歳の今は時間給で週に3日働いているとのこと。仕事にやりがいは感じていたものの、気力体力があるうちにやりたいことをやろうと思った。現在の働き方が丁度良い、これからはお金を使うほうをしなくちゃ、と毎日を楽しんでいる様子でした。

年齢の重ね方は人によっていろいろですが、ご自身の体力的なこと、気持ちの問題など、ナマのお話はとっても参考になります。

何を選択するのがいいかにコレ！という共通解はありません。

いろんな人のいろんな考え方に触れ、自分も話してみると、堂々巡りしていた自分の考えが整理されることもあるし、これまでの凝り固まった価値観がやわらかくなったりひっくり返ったりして、これからの自分にとってよりよい選択ができればと願っています。

今からできることがある、そんな方法があるのか、と知って、さっそくすぐにやってみようとおっしゃった方もいました。