3月14日(土)定年女子カフェのレポート

毎月第2土曜日に開催している定年女子カフェの奇数月は「とくいなタイム」(※)を行っています。

今回のとくいニストは、2024年7月にもとくいニストとしてウェルビーイングをテーマに、ポジティブ心理学やウェルビーイングtipsを話してくれた海崎千恵子さん。当時、挑戦した日本語パートナーズに合格し、ベトナムに派遣されることが決まっていました。そのときの参加者から、海崎さんの帰国報告が聞きたいというリクエストが寄せられたので、今回再登場の運びとなりました。

※とくいなタイム:定年女子はみんな、豊富な経験や得意なことを持っている。その「得意」をちょこっと教えてもらう時間が「とくいなタイム」です。

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■日時:2026年3月14日(土)
 1回目 13:30~15:30/2回目 16:30~18:30 ※リアルのみ開催

■場所:中野区産業振興センター  3階和室

■テーマ:私の定年女子ライフ ~日本語パートナーズに参加して、その後~

■とくいニスト:海崎千恵子さん
【プロフィール】
新卒入社した大手通信会社を2022年3月に定年退職。再雇用は選ばず、『”世の中を少しでもよくすること”を目標に行動する』を信条として、ウェルビーイングであるためにさまざまな取り組みをおこなう。2024年8月から10か月、日本語パートナーズとしてベトナムで活動し、2025年6月に帰国。その後、登録日本語教員試験に合格し、現在は日本語を教えたり、多文化共生センター、都市型農業応援誌のサポートなどをおこなっている。

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定年を「始まり」にするための心の準備
通信会社で定年を迎えた海崎さんは、再雇用を選ばず「新しいことをしよう」と決意して退職。退職後は、ウェルビーイング(幸福学)の研究会に参加したり、日本語教師の養成講座に通ったりと、精力的に活動の幅を広げてこられました。

海崎さんが参考にしているのは、インドの思想にある「四住期」という考え方。それによると、「林住期(りんじゅうき)」である50歳から75歳は、「自分らしく自由に、人間らしく生きる時期」。これまで家族や仕事に捧げてきた時間を、今度は自分を大切にしつつ、社会や家族に「恩送り」する時期と捉えることで、定年が「終わり」ではなく「ワクワクする始まり」に変わったといいます。

定年退職後、海崎さんは日本語教師の養成講座に通い、国家資格となった「登録日本語教員」の試験にも挑戦。さらにウェルビーイング(幸福学)の研究会に参加するなど、精力的に活動の幅を広げていきました。


●ベトナムでの「日本語パートナーズ」という冒険

今回の定年女子カフェ・メインテーマは、海崎さんが「日本語パートナーズ」として10ヶ月間派遣されていたベトナムでの体験談です。

日本語パートナーズは、外務省の外郭団体、独立行政法人国際交流基金(The Japan Foudation, JF)が募集しています。主にASEAN(アセアン、東南アジア諸国連合)に派遣され、日本語授業のアシスタント、日本文化の紹介を行います。

海崎さんは ふたつの中学校で日本語教師のパートナーとして、授業のアシスタントや、茶道・浴衣・お相撲などの日本文化の紹介を行ってきました。

授業は朝7時からスタートです。生徒は、もちろん、真面目に授業を受けますが、アクセサリーをつけるのも自由、休み時間におやつを食べることもOK、ハムスター、ヤドカリを連れてきたり、昼寝のある中学校では、大きなぬいぐるみを持参、授業中に抱っこしている生徒もいたとのこと。

日本との違いをユーモアたっぷり話してくれました。また、「教師の日」や、年2回ある「女性の日」の様子なども伝えてくれました。

日本語パートナーズについては、「日本語教育の知識、経験、資格がなくても、日本人としての経験や、アジアとの交流に熱意を持った方であれば誰でも挑戦できる」と話し、活動に興味を持つ参加者の背中を優しく押してくれました。なんせ、69歳まで応募できるみたいですから。

●日々の幸福度を高めるウェルビーイングの知恵
後半は、海崎さんが学ばれた「ウェルビーイング」のヒントを共有しました。たとえば、幸せの公式を紹介。幸福の40%は自分次第なのだそう。幸福感の50%は遺伝、10%は環境ですが、残りの40%は自分の行動や考え方でコントロールできるという研究結果です。

他にも、幸福学の前野隆司教授が提唱する幸せの4つの因子を紹介しました。「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」。この4つの因子を満たすよう心がけていたら、幸せになれるという考え方です。4つの因子を意識することで心穏やかに、挑戦を続けられるかもしれませんね。

日々の幸福度を高めるための具体的なヒントに、多くの参加者がメモを取っていました。「自分が機嫌よくいることが、周りの人にも幸せを波及させる」というメッセージに、多くの参加者が深く頷いていました。

質疑応答の時間には、「日本語パートナーズに興味があるが、語学力は?」「現地の治安は?」といった、日本語パートナーズについての具体的な質問が相次ぎました。興味がある人が多くいそうな感じでした。

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参加者からは、次のような感想が寄せられました。海崎さんから多くの刺激を受けた様子が伝わってきます。

「定年=終わりだと思っていましたが、新しいことが始まるワクワク感を感じました」

「日本語パートナーズという制度を初めて知りました。数年先の自分をイメージする貴重な時間になった」

「海崎さんのチャレンジ精神に元気と勇気をもらい、自分も負けていられないなと思いました」

「定年後は再雇用しかないと思って寂しく感じていたが、新しい選択肢があることを知って元気が出た」

「海崎さんの『やってみよう』という軽やかな姿勢に勇気をもらいました」

「日本語パートナーズという制度を初めて知った。数年先の自分をイメージする貴重な時間になった」

「幸せの公式や悩みの減らし方など、すぐに実践できるヒントが満載で勉強になった」

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終わりに、海崎さんは現在、国家資格となった「登録日本語教員」の試験に挑戦したり、地元でのボランティア活動や「健康麻雀」など、新しいコミュニティでの活動も楽しまれています。麻雀はかつての「たばこ・徹夜」のイメージとは異なり、指先と頭を使う健康的な交流の場として楽しんでいるそうです。

今回の定年女子カフェを通して、「やってみよう」「なんとかなる」という軽やかな気持ちこそが、定年後の日々を輝かせる鍵だと改めて感じることができました。

ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいお話を聴かせてくださった海崎さん、本当にありがとうございました!

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【次回の定年女子カフェ オープン予定日】 
◇2026年5月9日(土) とくいなタイム
 私の定年女子ライフ~私の人生の運転席には私が座る~
 とくいニスト:西垣千代子さん

4月で定年退職を迎えた西垣さん。退職直後のナマの声をお聞きしたいと思います。どうぞお楽しみに♪

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