2026-05-23 / 最終更新日時 : 2026-05-30 teinenjoshi_master とくいなタイムのレポート 5月9日(土)定年女子カフェのレポート 毎月第2土曜日に開催している定年女子カフェの奇数月は「とくいなタイム」(※)を行っています。5月の定年女子カフェは、63歳で引退したばかりの西垣千代子さんを「とくいニスト」に迎えて、憧れの『自由人』へと生き方のシフトを決断したそのきっかけやそこに至る思いをお話しいただきました。※とくいなタイム:定年女子はみんな、豊富な経験や得意なことを持っている。その「得意」をちょこっと教えてもらう時間が「とくいなタイム」です。 ★★★★★★ ■日時:2026年5月9日(土) 1回目 13:30~15:30/2回目 16:30~18:30 ※リアルのみ開催■会場:東京ウィメンズプラザ 2階 第2会議室 ■テーマ:私の定年女子ライフ~私の人生の運転席には私が座る~■とくいニスト:西垣千代子さん【プロフィール】1963年生まれ、63才。大学卒業後、日本企業、派遣、ワーホリ(Working Holiday)と彷徨った後に、外資系企業に就職。夫の病気をきっかけに、自身が家計を担う働き方を選択し、勤続31年。4月に念願の依願定年を迎える(勤務先の定年は65才。同じ待遇で68才まで勤務可能)。プライベートでは、病気だった夫を7年前に亡くし、娘二人は大学生。4月から独り暮らしが始まる。 ★★★★★★ 今日のテーマは『私の定年女子ライフ ~私の人生の運転席には私が座る~』。運転席?もしかして運転好きな方なの?と思いきや、免許も持ってはいないとのこと(笑)。その西垣さんのお話を、スタッフ戸苅がレポートします。まずは、参加者の自己紹介タイム。一人一分で現在の働き方や「定年女子トーク」との出会いのきっかけをお話ししてもらい、どんな方が来ているか共有しました。 ■スタートはポンコツな社会人西垣さんは、発表するにあたり「自分の得意なことは何だろうか」と考えたそうです。そこで改めて気づいたことは「私ってお金を稼ぐことが得意」。会場内は「え?この人何者?」という空気に(笑)。更に、私の社会人人生前半は本当にポンコツでしたと。典型的な腰掛OL(死語?)で雨の日は会社を休むことがあったとか。そして「結婚しろ」攻撃から逃げようとニュージーランドへワーキングホリデーに行き、戻って外資系に勤めても振り返るとお気楽に仕事をしていたと感じるそう。■どうする自分しかし、転機が訪れます。大地震の夢を見てすぐにマンション探しを始め、購入した途端、共働きの旦那さんが病気になり途方にくれます。家のローンはあるし、3歳の子供と、お腹には次の命が。待ったなしの選択が目の前に迫った時、西垣さんは「大黒柱として働く」選択をしました。幸いにもワーホリから戻って入社した企業は、どんどん規模を拡張して今やグローバルで10万人もの従業員がいる成長業界の一社だったと振り返ります。但し、営業成績を残さなければ、居続けられない厳しい職場です。■やるからには鬼になる働く目標は「子供二人を成人させるまで」とゴールを決めて、厳しい営業競争を勝ち抜いていった西垣さん。母からは「仕事の鬼」とまで言われましたが、子供たちを成人させるまでは「お金のために働く」と突き進みました。40代は営業畑で成果を上げ、50代になるとまたもや厳しさに直面します。人の嫌がる余計な仕事を請け負ったり、苦手な人もニコニコバリアで乗り切っても、勝ち残った営業の中では下位の方。このままだと足切りにも合いかねないと、別の職種にシフトします。とても難しく勉強が必要だったけれど、夜の付き合いやゴルフが不要だったという視点からの決断です。当時はわき目も降らずに仕事をして、どんどん出世しても嬉しくなかったと振り返ります。 ■自由人計画そろそろ子供たちも成人するのだから、次は何をやろうかと思っていたそんなある日、「定年女子トーク」に出会い、そこで語られていた『自由人』という生き方に憧れを持ったそうです。西垣さんは調べ物が得意で、自らを究極のオタクだと話します。仕事も調べ好きのオタク魂で切り開いてきたそうです。そんな西垣さんの『自由人計画』を教えて貰いました。西垣さんの5人のロールモデルとは。例えば、大村崑さんのようにマッチョな90代になるために、毎日スクワットを800回。健康管理ができて、幸せホルモンが出るし、それも好きな漫画をスマホで読みながらやればすぐ時間が過ぎてしまうそうです。見た目は竹内まりやさんのこざっぱりさ、お金の心配をしないようにと株主優待で有名な桐谷広人さん、身近なロールモデルとして定年女子の『自由人』。そしてそして、おばあさまが究極のロールモデルだそう。80歳を過ぎても年齢にこだわらずご自身が気に入ったお召し物を着て、一人で出歩けなくなったからと遠方まで出歩くことから引退したカッコいい人生を目指しているそうです。加えて、女子の特権「小さいことを面白がる」に注目して、4つのカテゴリーに分けての「60代やりたいことリスト」を、時間配分と合わせて紹介していただきました。 ■振り返ると良かったかもそんな西垣さんの会社人生卒業は、かなり素敵なものだったようです。自分では「稼ぐ」ことばかり考えていたのだけれども、気づかないところで困った人たちを勇気づけ、助けていて、社内であまり接点のない方々が最後に集まりを設けてくれたそうです。集まってくれた方々のお話を聞いて、「戦ってきた会社人生」が「自分が困っていたからか、知らず知らずのうちに困った人を助けていた」と教えて貰ったそうです。 最後に心が軽くなってとても嬉しいとお話しくださいました。■これからの人生は運転席に座る西垣さんは、自分の人生を振り返ってこれからを考えました。 以前の自分 :助手席に座ってどこかに連れて行ってもらおうとしていた私 これからの自分:自分の為に自分の行き先を決めて運転席に乗った私人生はプラスマイナスゼロ。現在若干マイナスなので、これからリカバリーしてここからの30年は自分の為に生きる!と宣言して西垣さんの発表は終わります。■質問とグループでの話し合いとくいニストのお話の後は、参加者がグループに分かれて感想などを語り合いました。話は尽きなくても時間はどんどん過ぎてゆき、各グループでどのような話が出たかを発表して終了となりました。参加者からは、「人生100年時代、ハンドルを握り続けるには心身のメンテナンスが一番の投資」「定年=終わりだと思っていましたが、新しいスタートラインに立っている実感が湧きました。明日から少しだけ、自分のために時間を使ってみます」「皆さんの話を聞いて、悩んでいるのは自分だけじゃないと安心しました。焦らなくていいんだ、と思えたのが一番の収穫です」などの声がありました。西垣さんの話は、参加者の大きな刺激になったようです。 ★★★★★★ ■終わりにいつかの定年女子カフェで西垣さんが「二十歳だと思って生活すると若さが戻る」と統計に基づいた話をしていたことを思い出します。今回お話してもらって、どんな思いで仕事に集中してきたかを知り、脂の乗り切った集中力の流れを絶やさずに『自由人』を楽しもうとしている姿に惚れ惚れしました。『自由人』を名乗る仲間が増えて嬉しい思いです。とくいニストの西垣さん、参加者の皆さん、どうもありがとうございました。文責:定年女子トーク実行委員会 戸苅康子(自由人) ★★★★★★ 【次回の定年女子カフェ オープン予定日】 ◇2026年6月13日(土)しゃべり会 ※オンライン テーマ:お金の心配がなかったら、働く?働かない?6月の定年女子カフェは、オンラインのしゃべり会です。定年女子の気になるテーマをみんなでワイワイしゃべりながら考えましょう。皆さんのご参加をお待ちしています♪詳細はこちら