4/29(祝) 第2回「定年女子カフェ@Zoom」のレポート

2週間前の第1回に続き、第2回めの「定年女子カフェ@Zoom」を開催しました。多少進行はモタついても、少しは慣れてきたかしらん?!

今回の「定年女子カフェ@Zoom」は、阿佐ヶ谷や中野でもやっていた定年女子カフェ定番のカタチ、「解決しゃべり会」の形で開催しました。

2回目となる今回、参加したのは東京、埼玉、神奈川と、全員首都圏在住者。Zoom体験は今日が初めてという人、2回目という人、これから少しづつ慣れていきたいという人など、Zoomに慣れていない人も多かったので、最初はZoomの使い方をゆっくり一緒に覚えながら始まりました。

 

★日時★
2020年4月29日(土)14:00~16:00

★場所★
各自のご自宅(オンラインでの参加)

★「解決しゃべり会」とは★
参加するにあたって、聞いて欲しいこと、お悩み、話したいことなど、各自何か一つご用意いただき、それをもとに自由にフリートークする会。
うまくいけば、お悩み解決も?!

★★★
 

自己紹介タイム

今の働き方、参加しようと思った理由などを中心に、順番に簡単な自己紹介からスタート。
開始10分後には、話を聞きながら、チャットに感想や情報提供が入るなど、Zoom初級者も着々と進化しながら進みます。

正社員として現役で働いている人だけでなく、契約や派遣、非正規で勤務する人、個人事業主として働いている人など働き方は多種多様。お話からは、処遇への不満や、体力的に続けられるかの不安や、次の仕事を考えねばという不安などが覗けてきました。

そこにはコロナウィルスの影響も大きくかかわっています。本来の業務ができなくなっていたり、そもそも仕事自体がなくなってしまったり。

「定年女子カフェ@Zoom」参加をきっかけにZoomを覚えたい、Zoomに慣れたい、という声や、とにかく不安だから気持ちを紛らせたいという参加動機も。

一方で、対面一辺倒だった働き方からオンラインが始まったことでコスト削減が図れるなど、前向きで新しい変化も起きていました。
 

いよいよ「解決しゃべり会」

まず、それぞれの「お困りごと」や「話したいこと」を順番に発表します。
写真撮影の仕事をしている人が困っていることは「仕事がないこと」。焼け石に水だけど何か新しいことしなきゃと、いろいろトライしていました。

好きな旅行業界でパート勤務の形で働いていた人は、コロナウィルスの煽りをまともに受けて失業。社会保険や労働問題について無知だったことを悔やんでいました。

学んだことを糧に専門家として好きな仕事をしている人は、それでも処遇への不満は拭えず、これからの働き方を考えようとしていました。

健康にかかわる仕事をしている人は、自分自身のお困りごとというよりは、参加者が自身の健康についてどんなふうに考えているかを聞きたいと。

長く事務系の仕事を続け、いずれ契約が切れそうな人は、これからはお金を稼ぐにしても嫌なことはしたくない、と。好きなことや得意なことのいくつかで少しづつお金を稼ぐような形を模索していました。

自分の「引き際」を考えはじめている人もいました。そこには次の新しいステージのイメージがありました。

人手不足の業界で体力的な不安を訴える人もいました。

アルアルな話が次々に出てきて、それぞれの声に参加者から、「わかる、わかる」「そういう仕事する人に感謝してます」という声や、「〇〇って会社、知ってますか?同じ仕事でも少し違う働き方もありますよ」という情報が出てきたり…。

声の仕事をしている人からは、「話すときの音(=声の出し方)を変えてみると、話の受け取り方が変わる」という話が飛び出しました。ネガティブに話すのがダメなのではなく、話し方のトーンをあげる、と。「こういう音で話してみて!」の声に実際にやってみたり。

ひとりで考えると堂々巡りしてしまうことも、話してみると、初めて会う人でも意外な視点や情報をもらえたりします。即解決!とまではいかなくても、話すこと(トーク)はヒントを与えてくれると、定年女子トーク実行委員会では考えています。
 

定年女子にとっては「更年期」も難題のひとつ

職場では、なかなか理解されにくい更年期。

はじめは、「健康問題」というと範囲が広すぎるのか話のきっかけがつみにくかったのに、「更年期で仕事がきつい」という話題が出ると「私も大変!」「ホルモン補充療法やってます」「更年期は必ず終わるから」「終わると、上手にからだが使えるようになる」「いい先生紹介するよ~」など、いろいろな声が。

その症状の出方は個人差があり、全然ないという人もいるけれど、どちらかというと責任感が強い人は更年期の症状が強いかもしれないですって。

こんな話も定年女子ならでは。分かり合える安心感がありました。

 

今回は、旅行業と保育・幼児教育業界に近かったり関わったりする人が偶然複数いて、その周辺の興味深い話題もたくさん出てきました。

正社員だけでなくいろいろな働き方をしている人が参加し、いろいろな話を聞けば、大なり小なり、これからの仕事や働き方についての不安があることは否めません。

たとえ好きな仕事でも、年齢的にいつまでこの仕事を続けられるんだろう?というモヤモヤがあるのも事実。それでも、自分が好きなことの話になると声のトーンが上がり口調も元気になるのが、話を聞いていてよくわかりました。聞く人も、その話により引き込まれていく感じ。

定年女子はもしかして、今の仕事を大事にしながらも、今の仕事から次へのステージに向けて、自分(の体力や精神力)に合う仕事や働き方へとじわじわ移行していく準備の時期と捉える考え方もあるのかもしれません。

そんなことを語り合いながらの、あっという間の2時間でした。

 

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました!