5/13（土）定年女子カフェのレポート

最初に澄子さんから「ウナ・カメラ・リーベラ（以下、ウナカメ）」について説明がありました。世の中には多くあるシェアカフェは、まず時間貸しの場所貸しが前提になっていますが、ウナカメは、出店者同士がつながり合ってカフェを開いているのが特徴。そのために、出店したい人は毎月開催されるミーティングに参加し、どんな人が出店しているのかを知り、お互いに協力できそうなことは協力し…ということを大事にしているそうです。
それは、カフェをやりたいと思う人にはできるだけ敷居低く機会を提供したいというオーナーの考え方があるから。

最初は澄子さんも出店者の1人でしたが、出店者と相互交流しているうちに、今では世話人を引き受け、さらにウナカメを面白くしようとしているようでした。

カフェと言っても、必ずしも飲食だけでなく、ワークショップで出店したり、ギャラリーとして利用する人もいます。そういう場合は、カフェ出店者とコラボすることも。
実際、定年女子カフェも、最初は一出店者でしたが、今ではカフェ出店者とコラボすることを基本にしています。

さて、そこから澄子さんのこれまでの人生のお話が始まり、ウナカメで次々と訪れる出会いや、さらに今後に向けての澄子さんの妄想へと話が広がっていきました。
澄子さんによると、シェアカフェは好きなことや得意なことで新しいつながりが生まれる表現の場なのだとか。一日単位でスペースを借りることができるので、やりたいことをリスク少なくできる点も魅力ですね。

澄子さんの名言をご紹介します。
「肩書も何もいらない、前は△△、今は○○で、人と関わっていけば生きていける」
「収入は激減だけど、精神的幸福は何百倍にもなった」
「やってみなきゃわからない。十数年前の自分には、今の自分なんて想像もできなかったと思う」
「不安がないわけじゃない。不安があるからがんばれる。完全じゃなくていいのだから」

かつてはハイヒール履いて貿易の仕事をしていたそうで、「もしも不安になったらいつでも戻ればいい」と思っていたそうですが、全然戻りそうもありません。
「お金なんてなくても、、なんとかなる。どこででも生きていける」
と笑いながら語る澄子さんは、小柄で華奢なのにそんなことを感じさせないくらい、メチャたくましい！

澄子さんの幼少時代の話では、周りを気にしない大胆なお母さまの影響が大きかったことがよくわかり、参加した定年女子はみんな目がテンで、圧倒される時間もありました（笑）。

定年女子の中には、何か新しいことをやりたい、何ができるかわからない、と思っている人もきっと多いことでしょう。
できるかできないかわからないけど、とりあえずやってみる。やってみてもよくわからなければもう少し続けてみる、難しそうだったら辞めるもよし、別のことを考える。
ウナカメというシェアカフェは、そんな機会を与えてくれそうに思います。

当日のカフェ終了後には、一緒にできることないかしら？とその場でつながる定年女子も。翌週にあったウナカメの定例ミーティングには、早速定年女子4人が参加するなど、定年女子の気持ちにも少し火をつけたみたいです。

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました！